家にあるもので紡ぐ

いきなり「糸を紡いでみよう!」と言われても、糸車もなにもないし、どーしたらいいの!?
という方が多いと思います。
そこで、このコーナーでは、家にあるものを利用して糸を紡ぐ方法を考えてみました。
お子さんのいる方なら、一緒に工作気分でやってみてはいかがでしょうか。

ちなみに原毛を手にいれる方法は、こちらをごらんください。


スピンドル

まずは糸によりをかける道具を紹介します。
左の写真がスピンドルです。
普通2,000〜3,000円程度で買うことができます。
が、今回は自分で作ってみましょう。


スピンドルを作る

まずは道具を用意します。

1.段ボール(いらないものでOK)
2.編み針(できるだけ太くて、長いもの。アフガン針なら最高ですが、棒針でもいいです)
3.コンパス
4.木工用ボンド
5.はさみ

段ボールを直径10cm位の円型に切ります。
厚さにもよりますが、4〜5枚、切ってください。
それぞれの段ボールを貼り合わせて、一枚の厚い段ボールにします。
このとき、木工用ボンドはなるべく多めにぬるのがコツです。
(この段ボールがおもりになるため)
段ボールの中心に穴をあけ、編み針を通します。
このとき、テープかボンドで接着すると、紡ぎやすいです。
アフガン針なら、かぎのついている方を長く、
棒針なら、玉のついている方を長くします。
(糸をひっかけるため)
これでできあがりです。
簡単ですね。
写真は、左側のが市販のスピンドル、右側のが私が作ったものです。

原毛の準備

原毛は洗ったままでは固くて使いずらいので、紡ぎやすいように手でほぐします。
初心者の方はすでにほぐしてある状態の原毛(スライバー)を買うとよいでしょう。


紡ぐ

それでは、紡ぎましょう。
まずは道具を用意します。

1.スピンドル
2.あき箱(ティッシュか、靴のあき箱がちょうど良い大きさです)
3.棒針(なるべく細くて、長いもの)
4.紙(10cm×10cmのもの3枚)
5.テープ

紙をスピンドルに巻きつけ、テープでとめる。
このとき、紡いでいるときに紙がずれないように、きっちり巻いてください。
次に、用意した原毛を半分にわけて、そのうちの片方を右手に持ちます。
左手で原毛を少し引きだして、こよりの要領で、「右回り」にねじっていきます。
(これを、「よりをかける」と言います)
10〜15cmの長さになるまで、手でねじります。
糸の先をスピンドルの先にひっかけて、しばります。
スピンドルをこまのように回しながら(右回り)、糸を紡ぎます。
右手で少しずつ原毛を引き出したら、左手を右手の方にずらしていきます。
なれないうちはうまくいきませんよ。
糸が切れてしまったり、よりがかかり過ぎて原毛がぐちゃぐちゃになったりします。
でも、めげないでやっているうちに、だんだんコツがわかってきて、上手に紡げるようになります。
ある程度の長さになったら、糸をスピンドルの紙の巻いてある部分に巻きつけます。
そして、スピンドルの先にまた糸をひっかけて続けて紡いでいきます。
これを繰り返します。
半分に分けた原毛が全部紡げたら、紙をはずします。
別の紙をスピンドルに巻きつけて、残りの原毛を紡ぎます。
全部の原毛が紡げたら、二本をよりあわせます。
箱に穴をあけて、棒針をさしたものを用意します。
そこに、左の写真のように紡いだ糸をセットします。
ここから糸を引き出しながら、今度は「左回り」でスピンドルを回し、二本の糸をより合わせます。
全部の糸をよりあわせたら、できあがりです。
これが「手紡ぎの糸」です!

どうですか。
こうしてみると、糸を紡ぐなんて、そんなに難しいことじゃないですね。


 前のページへ    次のページへ