製図の書き方〜初心者のあなたのために〜

さて、続いて袖の製図の仕方について説明します。


余計な曲線をはぶく

左の図を見てください。

多分本によってはこのような袖の製図が書いてあると思います。

これですと、曲線の部分の割り出しをしないといけません。

ここでは、初心者の方を対象にしていますから、お約束で、面倒な曲線ははぶいてしまいましょう。


寸法をあてはめる

まずはDの部分です。
ここに、袖丈をあてはめます。
前に計った袖丈は56cmでしたから、Dの部分が56cmになるように計算していきます。

始めにゴム編みの部分の寸法を決めます。
これも自分の好みで自由に決めます。
私は今回は8cmにします。

次に上のまっすぐな部分です。(左図のFの部分)
これは身ごろの袖ぐりの伏せ目したところとあとではぎ合わせますから、同じ長さにします。
計算を書くと、身ごろの身幅-肩幅÷2 がその寸法になります。
紳士物Lサイズの寸法でやってみましょう。
身幅=63cm、肩幅=48cmでしたから、(63-48)÷2=7.5cm となります。
あとは、残りの部分を計算します。
サンプルの場合は 56-8-7.5=40.5cm です。

さて、Eの長さは袖ぐりの長さ×2です。
サンプルの場合は袖ぐりを25cmにしましたので、Eは50cmになります。

そうそう、袖口の長さは婦人物で22〜28cm、紳士物で24〜30cmに設定するといいと思います。
サンプルでは30cmにします。


袖の目数、段数を決める

身ごろと同じように掛け算で目数、段数を割り出してください。
それが終わったら、斜め線の増やし目の計算をします。
まず、何目増やすのか計算します。
肩口から、袖口の目数をひいたものの半分が増やす目数です。
具体的に説明していきますね。左の図を見てください。
左図の場合は、(85-51)÷2=17目 が増やす目数になります。
次に何段ごとに目を増やすのか計算します。
計算式は、段数÷目数になります。
棒針編みの場合、表段で作業をしたほうがやりやすいので、偶数段で答えが出るような割り算をします。
つまり、あらかじめ段数を2で割っておいて計算をし、出た答を2倍するのです。
具体的にやってみましょう。段数は82段ですから、82÷2=41

このままですと、「2段ごとに10回と、3段ごとに7回増やし目をする」
という答がでますが、先ほど段数を2で割っていますので、ここで2倍します。
求める答は「4段ごとに1目ずつ10回、6段ごとに1目ずつ7回増やし目をする」ということになります。
これで袖の計算は終わりです。 

ふぅ〜、ちょっと難しかったですね。 わからないことがあったら、掲示板に書き込んで下さい。 来月は「えりぐりの減らし目の割り出し」と、「ゴム編みの仕方」について説明する予定です。


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